1. 病気の豆知識

バットで殴打されたような激痛,頭を前に曲げられなくなる,くも膜下出血

脳は、外側から内側(脳)に向かって、硬膜、くも膜、軟膜の三層からなる髄膜で包まれています。
そして、くも膜と軟膜の間には動脈が走っています。
この動脈に瘤(脳動脈瘤)が出来、血管が破れると、くも膜と軟膜の間(くも膜腔)に血液が流れ出ます。
これが「くも膜下出血」で、生命に関わる病気なので直ぐに受診する必要があります。
脳動脈瘤は脳血管の先天性の要因によって起こると考えられています。

くも膜下出血の特徴

• バットで殴られたようなと形容される経験したことが無いような激痛
• 激痛には吐き気や嘔吐を伴う
• 意識を失うことがある
• 激痛後、しばらくして、後頭部から首筋・肩に掛けてが硬直して頭が前に曲げられなくなる(項部硬直)